自助グループどうしの繋がり

アドラー心理学の育児の考え方や、育児コースのパセージというのはシンプルなんだけど、
実践するにはひじょうに根気と鍛錬がいります。
自助グループに通って、仲間と勇気づけあって、
少しずつステップアップしていけるものだと思います。

私自身は、私の母からパセージやアドラー心理学に基づいて育てられました。
だからパセージの技やアドラー心理学の考え方というのは私にはおなじみのものではあるのですが、
実際自分の子どもに対して使えるかというと…
実践はなかなかです105.png
パセージを2回受講して、
アドラー心理学の野田先生の講座もいくつも受講して、
パセージリーダー養成講座もカウンセラー養成講座も受講しましたが、
まだまだ修行未熟です。


私の日々の子育ての様子はこちらのブログに綴っていますので、よろしければご覧ください。
『或る日或るとき或るところ』
http://episodeadler.exblog.jp

失敗したりちょっと成長したりの日々ですが、
この度自助グループAdlerjalaを再開して、
私はメンバーさんたちにとても勇気づけてもらいました。
かんぺきにはできなくても、できることをひとつずつやっていこう!
と思えました。
本当に、ありがとうございました。



全国各地に、アドラー心理学を学ぶ自助グループがあります。
自助グループのリーダーさんたちみんなには、全国にリーダーさんのお友だちがいます。
それぞれにSNSで情報を交換したり、お互いに行き来したり、
あるいは日本アドラー心理学会の総会や地方会、様々な講義や勉強会で集まって、学び合っています。
そうやってリーダー同士で学び合ったことを自助グループに持ち帰って、
また地元で広めていくという活動をしています。

今日は私のお友だちのうち、お2人のリーダーさんのブログを紹介します。
(以前にもご紹介したことがありますが、あらためて…)

『かぞくのカタチ』
http://meglion.hateblo.jp
埼玉で活動中のリーダーさん、うさ子さんのブログです。

『アドラー心理学で「子育て」勉強中!東北・盛岡』
http://blog.livedoor.jp/adler_toi/
盛岡で活動中のリーダーさん、りっちゃんさんのブログです。



お2人のブログを読ませてもらうと
アドラー育児ってどういうものなのか、
パセージってどういうコースなのか、
自助グループの活動ってどういうものなのか、
すごくわかりやすいと思います。

全国各地にこういうリーダーさんたちがいらっしゃるので、
時々ご紹介していこうと思います。
1人でアドラー心理学を学べないように、
実は自助グループも、ひとつのグループだけでの活動は難しいんです。
多くのリーダーさんのおかげで、私もなんとか活動させてもらっています。
この場を借りて、感謝の気持ちを伝えさせてください。



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# by adlerjala | 2017-12-03 12:39 | 自助グループリンク

Adlerjala再開しました!

1年以上の長い間、Adlerjalaの活動をお休みしていましたが
今日から再び活動を始めました。
私と一緒にアドラー心理学の子育てを学びたいと思ってくださるメンバーさんたちのおかげで、
こうして再開することができました。
ほんとうにありがとうございます。
自助グループ活動を応援してくださった全国のアドレリアンの皆さまにも、深く感謝しております。

鳥取市内でアドラー心理学に基づく子育ての輪が広まっていくように。
親子と子どもをとりまく人々が、あたたかい関係の網を広げていけるように。
小さなサークルではありますが、少しずつ歩んでいきたいと思っています。
皆さまこれからもどうぞよろしくお願いいたします。


今日のメンバーは大人が3人、子どもさんが1人でした179.png
自己紹介をしてから
「アドラー保育の歌」を、
「故郷の空」のメロディーに合わせて歌いました♪

ほめない、叱らない、勇気づけの育児
というのがアドラー育児のキャッチコピーですが、
ほめることと勇気づけの違いが気になります
という鋭い問いをいただきました✨
とても嬉しい問いで、色々お話したい…(> <)
でも、
それはパセージで学んでいきましょうね!
第2章「賞罰のない育児」をお楽しみに!


「勇気づけ」というのはたいへん奥深いものですので、
これからご一緒に、
Adlerjalaでじっくりゆっくり考えていきたいなあと思っています。
今日は子どもさんのお話や、職場でのお話をお互いに聞いて、意見を交換し合いました。

時々、アドラー心理学の育児ではどう考えるのか確認するために、
「アドラー育児の歌」を歌ったり、
パセージの子育ての目標を参照したりしました。
行動面の目標  
・自立する
・社会と調和して暮らせる
心理面の目標
・自分には能力がある
・人々は仲間だ


たいへん和やかで楽しく、また、深い学びのある時間でした。
小さい子どもさんも、とても協力的に過ごしてくれました。
みなさまありがとうございました❤️


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# by adlerjala | 2017-11-30 16:57 | 定例会

第12回Adlerjala2 エピソード「だまっちゃった子」

第12回AdlerjalaでMさんがお話ししてくださったエピソードです。
記事にすることを快諾してくださってありがとうございました016.gif


    〜だまっちゃった子〜

Mさんが親戚のお子さんの小学2年生のYちゃんきょうだいと、
Mさんのご両親たちと一緒に公園に遊びに行きました。
MさんとYちゃんは一緒にすべり台で楽しく遊んでいたのですが、
急にYちゃんが暗い顔をしてすべりました。

すべり終わった後、Yちゃんはじっとうつむいて黙っています。
Mさん「どうしたの?何かあった?」
Yちゃんはあいかわらずうつむいて黙っています。
Mさんは「どうしたのかな?」と聞きますが
Yちゃんは答えず黙っているので、困っていると、
Mさんのお父さん(Yちゃんのおじいちゃん)が
「なんだYちゃん、やっぱりコイにエサやりたかったんかあ〜。
 エサのお金あげるから、行ってきんさい。」と言いました。

Mさんが「コイにエサあげに行こうか?」と言うと、
Yちゃんは素直についてきました。
コイにエサをやり始めると、Yちゃんはごきげんになりました。


     〜 完 〜


普段あまり会わない親戚のお子さんのYちゃんと一緒に遊ぶことになって、
楽しく遊んでいたのに急にうつむいて黙ってしまったので
Mさんは困ってしまって、どうしたらよかったのかわからなかった、
とお話ししてくれました。
Mさんが「どうしたの?何かあった?」と聞いたとき、
Yちゃんになんて答えてほしかったのかとお聞きすると
暗い顔をしている理由を答えてもらいたかったそうです。

さてこの仮想的目標は、協力的な目標でしょうか?それとも競合的でしょうか?
・・・もちろんとっても協力的ですよね!と話し合いました。
Yちゃんが理由を話してくれたら、
Mさんはできる限りYちゃんを明るい気持ちにできるように手助けをしたかったと
お話ししてくれました。

そこで、今回はエピソード分析はせずに、パセージテキストを使いながら
よりよい方法を考えることにしました072.gif

ちょっと私が不思議だったのは、
Yちゃんのおじいちゃんが「なんだYちゃん、やっぱりコイにエサやりたかったんかあ〜」
と、「やっぱり」というセリフを使ったところ、
そしてYちゃんがコイのエサやりに素直についてきた、というところでした。
Mさんはこのことについて、
Yちゃんはよくおじいちゃんにこの公園に連れてきてもらっていて、
よくコイにエサをやって遊んでいるんです、と説明してくれました。
なるほど!それでおじいちゃんは「やっぱり」って言って、
Yちゃんのごきげんが良くなる方法を提案してくれたのですね!
おじいちゃんナイスアシストでした049.gif


でも、Yちゃんのことをよく知っているおじいちゃんがいない場合や、
また別の子どもさんが黙って答えてくれないとき、
「コイにエサをやろうと言う」っていう方法は使えないので(笑)
子どもさんへの質問の仕方の工夫について考えました。

パセージテキスト11ーL、「さらに子どもの話を聴く」を使いました。
開いた質問とは、
「いつ?」「どこで?」「どんなふうに?」「それからどうしたの?」など、
子どもの考えを聴くために使うことができます。
Mさんはこのエピソードのとき、Yちゃんの気持ちを知りたいなと思って、
開いた質問をしていたわけですね。
でもそれに対して、Yちゃんは答えてくれなかった。

閉じた質問とは、
YesかNoで答えられる質問で、「あなたは〜と感じているのかな?」というように
こちらの考えを子どもに伝えるために使うことができます。
こちらの推量がもし当たっていれば、
子どもにとって仲間だなと思ってもらえるでしょうし、
もし外れていても、「それは違うよ」と言ってもらえれば、
子どもの考えを聴くきっかけになります、
ということがパセージテキストには書いてあります。


このエピソードのときのMさんの行動はとっても協力的で素敵だったと思いますが、
次に同じようなことに困ったら、
「どうしたのかな?」と開いた質問で聞いてみた後、
「Yちゃんは、もう一度すべり台すべりたかったのかな?」とか、
「他のことして遊びたいのかな?」とか、
「もしかして、〜って思ってるのかな?」
というように閉じた質問を使ってみるといいかもしれませんね、
と話し合いました。

こういうふうに聞いてもらえたら、私の気持ちをわかろうとしてくれてるんだなあ、
なんだか大事にしてもらってるなあって、子どもは思えると思うんです。
Mさんのお話しをうかがって、私はよく知っている自分の子どもに対しても、
こういうふうに寄り添って、
子どもの気持ちをていねいに聴いていきたいなあと思えました。
Mさん、素敵なお話をどうもありがとうございました。



他のメンバーさんからは、このお話はMさんとYちゃんとがよい関係だから、
Yちゃんは黙るということだけですんだんじゃないかな、という意見が出ました。
開いた質問に答えない、という行動の目的は、
そうやって黙っていることで注目関心を得るということではないかな、と。
そうですね、その可能性は大いにありそうです。
だってMさんはYちゃんのことが気になって、とっても困ってしまいましたものね。
注目関心を引くの、Yちゃん大成功です037.gif
でも、もしMさんと関係がもっと悪かったら、
Mさんがもっと困るような、泣いたり叫んだり、あるいはお兄ちゃんを叩いたりとか
色々な行動を選ぶことだってできたと思います。
それが、黙ってうつむいているだけだったというのは、
MさんがきちんとYちゃんに向き合えていたということの表れだったのかもしれませんね。

Yちゃんは実際、黙っているうつむいているだけで、
おじいちゃんのナイス推量によって、コイにエサをやれたんです。
なかなかの腕前ではありませんか・・・!
子どもには、困ったときや、自分が何かしたいときに、
自分の言葉で周りの人にお願いをする、ということを学んでもらいたいものですよね。
MさんがYちゃんの気持ちを推量しながらYちゃんの気持ちを聞いていく、
ということは、Yちゃんにとってもよいことを学ぶきっかけになりそうです012.gif


Mさんのご親戚は、みんなで子どもたちを世話していて
とても素敵だなあという話にもなりました。
子育てっていう大変なことは、母親がひとりきりでできるようなものではありません。
周りの人に助けてもらいながら、社会の中で子どもは育っていくのですね。
それに、子育てっていう楽しいことを、母親がひとりじめしてもいけないですよね。
おじいちゃんおばあちゃん、おじさんおばさん、あるいは近所の人たちも、
子どものいる暮らしを一緒に楽しんでいけたら、
それはとても幸せな社会だなあと思います。

みなさま、今回もたくさんの深い学びをありがとうございました!


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# by adlerjala | 2016-05-16 18:23 | 黎明期

第12回Adlerjala

5月12日に、Adlerjalaを開きました。
いいお天気に恵まれて、さわやかな朝でした。
参加メンバーは大人3人+ちいさい子2人でした003.gif003.gif
この1歳の子たちにちいさな友情が芽生えはじめたようで、
それがたいへんかわいらしくて嬉しい気持ちになりました。
みなさま来てくださってありがとうございました053.gif


はじめに、連休中のようすなどをお聞きしました。
私が連休中にアドラー心理学秘訣講座に参加したことなども報告しました。
講座に出て、前回Aさんにしていただいたお話に試してみたエピソード分析は、
私がやり方を間違ってすすめてしまっていたことがわかりました。
大きな方針としては、権力争いのエピソードとして扱う方がよかっただろうということです。
エピソード分析の手法をうまく使いこなせるように、
また機会があれば練習させてくださいね。



それからMさんにエピソードをお話ししていただきました。
親戚の小学2年生のお子さんとのやりとりで困ったときのお話でした。
このエピソードではMさんがとっても優しくて協力的だなと感じたので、
Mさんがもっと子どもさんを手助けできるような工夫を
パセージテキストを使って考えてみました。

自分の子どもではない子どもさんとのやりとりって、けっこう緊張しますよね。
その子がどういう考え方をするのか、よく知らないし・・・
自分のことを仲間だと思ってもらえる自信もないし・・・
でもこういう場面でも、私たちにできることは
やはり「子どもの話を聴く」ということだと思います。

Mさんは、どうしたのかな?何があったの?、と
「開いた質問」で子どもさんの気持ちをきこうとしたのですが、
子どもさんは何も答えずに黙っていたので、
どうしたらいいのかわからなかったということでした。
開いた質問に対して子どもが答えたくないときは、
Yes/Noで答えられる「閉じた質問」で、
相手の気持ちを推量してみるのもいいかもしれません。
その推量が当たっていても外れていても、
子どもは、この人は自分の気持ちを考えてくれてるんだって、
この人は仲間だなって、感じてくれると思います072.gif


次にKさんにエピソードをお話ししていただきました。
アドラー心理学の目指すものは、協力的な人間関係を築くということです。
家庭では、異なった考え方をもった人々が一緒に暮らしているんですよね。
だからこそルールというものが必要ですし、
そのルールはみなが納得できるものでなければいけません。
異なった考え方をする人どうしが、
どうすれば仲良く、協力して暮らしていけるでしょうか。
いろいろと考えさせられるお話でした。


エピソードを出してくださったMさん、Kさん、ありがとうございました。
すべての問題が解決するような呪文なんてなくて、
ひとつひとつのやりとりに、ひとりひとりの関係の築き方に、
それぞれに工夫をしていくことしかできないんだなあと感じました。
でもその小さな工夫を通して、
子どもたちに大切なことを学んでもらうこともできて、
私たちの方も成長していくことができるのだと思います。
日々のちいさな困りごとを大切にしていきたいなとあらためて思いました056.gif
ありがとうございました。




次回以降のAdlerjalaは
5月20日(金)
5月24日(火)です。
ご都合のよい方はぜひいらしてください060.gif

055.gif m.miho.indigo.horizon@gmail.com
    松村美穂



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# by adlerjala | 2016-05-12 16:21 | 黎明期

第11回Adlerjala2 エピソード「遠足のおやつ」

第11回AdlerjalaでAさんが話してくださったエピソードです。
記事にすることを快諾してくださってありがとうございました016.gif


      〜 遠足のおやつ 〜

Aさんの娘さんは、学校の遠足のために買ったおやつを台所の引き出しにしまっていました。
その日Aさんは体調が悪くて寝ていて、お昼ご飯の用意ができませんでした。
昼過ぎにAさんは台所に行きました。

娘さん「遠足のおやつは?」 (Aさんの感情 ー3)
Aさん「え?買ったでしょ?あるでしょ?」
娘さん「ない・・・」     (Aさんの感情 ー4)
Aさん「ないじゃないでしょ!」
引き出しを開けると、おやつはありません。(Aさんの感情 ー5)

Aさん「食べたの?食べたらないに決まっているでしょ?
    自分で食べたらもうないです。」
娘さん「いやだー!」と泣き出しました。 (Aさんの感情 ー5)
Aさん「泣き声はいいです・・・」と言って寝室に戻りました。

    
      〜 完 〜


今回は、新しく学んできたエピソード分析の手順に沿って進めました。
なのでいつものようにストレンクスを探すことはしませんでした。
ちょっと物足りないかな?と思いつつも必死に進めていきました・・・
たどたどしい進行で申し訳なかったです008.gif


対処行動はAさんが「え?買ったでしょ?あるでしょ?」と言ったことに決めました。
ライフタスクは娘さんが「遠足のおやつは?」と言ったことです。

次に仮想的目標を定めます。
娘さんに「実はね、お昼に食べるものどうしようかなって思って、
     そしたら遠足のおやつがあるじゃないって思い出して、食べたの。
     お母さんに相談しようかと思ったんだけど、お母さん寝てたでしょ、
     だから自分で決めたの。」
と言ってもらう、ということに決めました。
「人相書き」でこれを仮想的目標だと確定しました。

この仮想的目標をさしあたり協力的だと評価して、
「よかった!」と言うことで感情を静めて、
仮想的目標を「お願い口調」で言ってみます。
「遠足のおやつは、お昼ご飯の代わりに食べたって言ってもらえませんか?
 お母さんに相談しようかと思ったけど、
 寝てたから自分で決めたって言ってもらえませんか?」
これを対処行動の代わりに言ってみます。

何度か役を交代しながら、もとの対処行動と新しい代替案でロールプレイをしてみました。
Aさん自身は、いい代替案だと思います、とおっしゃいましたが、
ロールプレイで娘さん役になったメンバーさんは、
「その通りなんですけど、何にも言えなくて、しゅんってなっちゃいました」
とのことでした。
せっかくですので、Aさんはご自分の私的感覚まで出してみたいですという話になったので、
この先も続けて進めました。

この代替案のもとになっている仮想的目標は競合的だと評価することにして、
ライフタスクに対する思考をお聴きしました。

Aさんが娘さんから「遠足のおやつは?」と言われたときの思考は、こうでした。
「なるほど、おやつを食べてしのいだんだ。
 でもその言い方では何も伝わらないぞ。
 ちゃんと説明してくれたらわかるのに、なぜちゃんと言わないんだろう?
 自分でお腹がすいたことについてちゃんと解決はしたんだな。
 それはいいことだけど、でも私は今はそんなこと言いませんよ。
 「食べた」っていうこと、隠さずに言ってよ。 」

さて、ここからAさんの私的感覚を定めます。
山場です!
みんなでたくさん話し合って、Aさんのお話をたくさんうかがって、
なんとかまとめたのがこちらです。
この話し合いをすることで、Aさんがどのような方なのか、
いろいろな発見がありました。
Aさんが安心して話してくださったことがとても嬉しかったですし、
メンバーのみなさんがあたたかく協力してくださったのもとても嬉しかったです。
(「私的感覚」はたいへんにプライベートな内容なのですが、
 すべて書いてくださいと言ってくださったAさんに感謝です。ありがとうございます!)

「上手に説明する/下手な説明をする」
「良いようにとってもらう/悪気があったと誤解される」
「なんとかなると思う/まずいことになると思い込む」
「問題を解決する行動をする/問題を放置する」
「正直に言う/ばればれな嘘をつく」

たくさん出てきたこれらの私的感覚から、
ひとつ選んで、さらにそれのプラスかマイナスのどちらかの側を
協力的な仮想的目標にします。
今回は、「問題を解決する行動をする」というプラスの私的感覚を
協力的な仮想的目標にしました。

最後に、この仮想的目標を「お願い口調」で言ってみることで
このエピソード分析は終わります。

またいろいろと話し合いをして・・・
「お昼ご飯の代わりに遠足のおやつ見つけたのかな?
 お母さんを起こさないようにしてくれたのかな?」
と言うことに決めました。

この新しい協力的な仮想的目標の代替案でロールプレイをしてみました。

娘さん「遠足のおやつは?」
Aさん「お昼ご飯の代わりに遠足のおやつ見つけたのかな?
    お母さんを起こさないようにしてくれたのかな?」
娘さん「うんそうなの!自分で決めたんだよ(^^)」

わあ、なんて優しいお母さん!
娘さん役のメンバーさんも、演じていないメンバーさんも、
みんな思わずにこにこしちゃいました。
Aさんも、ああこっちの方がずっといいですね、
最初の「遠足のおやつは、お昼ご飯の代わりに食べたって言ってもらえませんか?
 お母さんに相談しようかと思ったけど、
 寝てたから自分で決めたって言ってもらえませんか?」っていうのは、
やっぱりちょっと裁いてる感じがありますね、と話してくれました。

不思議ですよね・・・。
この最初の代替案と後の代替案、使っている言葉自体はよく似ているのですが、
まったく違います。
だから、言い方の問題ではないことは確かです。
「競合的な困った物語」が「協力的な美しい物語」に変わってしまいました。


Aさんは、私的感覚が出たことで、
「いつも怒ってしまう地雷」に名前がついて良かったです、と話してくれました。
それに、「困った事態であってもプラスの方に目がいく場合」にも名前がつきました、と。
嬉しいポイントと、地雷ポイントは、表裏一体なんですね。


試行錯誤しながらでしたが、なんとかよい結果が出せてよかったです。
みなさま、協力してくださって本当にありがとうございました。
そしてあらためて、
記事にすることを快諾してくださったAさん、ありがとうございました。
ものすごく深く、多くのことを学ばせていただきました。



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# by adlerjala | 2016-04-29 01:01 | 黎明期