アドラー心理学に基づく    子育てサークルAdlerjala   (アドラージャーラ)活動報告


by adlerjala

第10回Adlerjala

4月20日にAdlerjalaを開きました。
参加人数は3人+小さい子2人でした。
今回もあたたかいお天気に恵まれました。
来てくださってありがとうございました053.gif


はじめに、最近メンバーさんが気になっていることについてお話しをしてもらいました。
その中からひとつのエピソードを選んでいただいて、
じっくりとお聞きしました。


子どもさんが、いけないとわかっていることを続けていて、
やめなさいとどれだけ注意してもやめない、というお話でした。
このパターンも、よくあるよくあることですね!
しかもこういうときって、子どもはほんとにこちらの困ることをよくわかっていて
次々と効果的にいけないことをしてくれるんですよね002.gif

こういうときでも、「私にできること」はいつも同じです。
マイナスの感情に気づいたら、まずストップ!でしたね。
やめさせようと思って怒ったら、相手の思うつぼですから、
(だって怒らせようと思っていけないことをしているんですものね)
怒るのをぐぐっとこらえましょう。
なぜ怒りたくなっているかというと、
子どものいけないことをやめさせたいからです。
でもここでこの視点を変えることができたら、
怒るのではない別の方法が見つかるかもしれません。

子どもがいけないことをしている目的は、
親の注目関心を引きたいからだ、とパセージでは考えます。
つまり、じゅうぶんに親から注目関心が得られていたら、
子どもはいけないことをわざわざしなくてもいいのです。
子どもだって、いけないことをしたいわけではないんです。
人は、いつも自分の居場所がほしい生き物で、
居場所を求めていろいろな行動を起こします。
周りの人と仲良くできる居場所がなかったら、
周りの人から嫌がられるという居場所でもいいからほしいんです。
そういう形で居場所を確保しようとするんです・・・
だから、子どもがいけないことをしているときも、
周りの人に対して「居場所がほしいんだ」ってアピールしているわけだ、
とパセージでは考えます。



注目関心を強くほしがる子どもは、お手伝いが大好きだ
という傾向があるとも聞きました。
お手伝いをして喜んでもらえたら、とてもうれしいし、
自分には人の役に立てる力があって、ここに居場所があるなあと思えますものね。

子どもが「いけないことで注目関心を引こうとしている」って気づいたら、
そんなことしなくても注目してるよって伝える工夫をすると、
子どもの行動も変わるのではないかと思います。
たとえば、何かお手伝いやお仕事をお願いしてみるといいかもしれませんね。
あるいは、今してくれている協力にありがとうと伝えることもいいかもしれません。

特別に何かしていなくても、あなたにはここにちゃんと居場所があるよって
伝えていきたいです。
そのために私は子どもに、安心できる居場所を与えてあげられているかな?って、
確認することが大切なんだなと気づきました。
それは、子どもが悪い子に見えるときにこそ、大切なことなんだなって。


何も反応してもらえないぐらいなら、怒られたほうがまし。
子どもはそうやって怒られるように行動するのだと仮定するのなら、
きっと怒るよりもいい方法を工夫できると思います。

甘やかすのでもなく、叱るのでもなく。
どうやったら子どもとよい関係を築いていけるのでしょう。
ものすごく険しい道のような気もしてしまうのですが、
でも、私よりも経験の浅い、年若いお友だちに対して
私が何か教えながら仲良く暮らしていくことができるなら、
そのように子どもにも接していけるんじゃないかなと思います。


みなさま、今回もとても深い学びをありがとうございました。
ひとつのできごとから、子どもさんのいいところを見つけて、
その子どもさんにとって私たちは何ができるのかな、とみんなで考えられることを、
ほんとうに素敵だなと思っています。
いつもAdlerjalaの活動を支えてくださるみなさまに、深く感謝しております。



次回のAdlerjalaは4月26日(火)です。
5月の予定は、12日(木)
       20日(金)
       24日(火)です。
どうぞご都合のよい方はいらしてください016.gif

m.miho.indigo.horizon@gmail.com
松村美穂



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# by adlerjala | 2016-04-20 22:33 | 活動報告
第9回AdlerjalaでMさんが話してくださったエピソードです。
記事にすることを快諾してくださってありがとうございました016.gif


     〜外ぼうき〜

朝早い時間、Mさんは机に伏せて少し休んでいました。
2歳の息子くんはひとりで遊んでいたのですが
お手伝いでそうじをしてくれる外用のほうきを玄関から持ってきて、
部屋の中で遊び始めました。

そして息子くんはMさんの頭をほうきでこつんと叩きました。
Mさん、思わず「今何したん!」と言いました。
  叩かれて、カチン!ときたMさん。(−4)
  だいたい、なんで外ぼうきを持ってるのよ?

息子くんは目をそらして黙っています。
「いつも痛いことしたらいけんって言ってるが!」
  最近、気に入らないことがあったらすぐ叩いて困るわ・・・

息子くんはふてくされた顔をして黙っています。
「言うことないの?」
息子くんは黙って他の部屋に遊びに行きました。
  謝ってほしいけど、ごめんなさいを強要するのもよくないな・・・

Mさんは黙ってほうきをもとの場所に片付けました。

       〜完〜


このエピソードは、実は第9回Adlerjalaの日の朝の話なのだそうです。
ですが、このお話しをしてくださっているMさんと、
Mさんの膝の上でお菓子を分け合って食べている息子くんはとっても仲良しで
とてもこんな事件のあった後とは思えない様子でした003.gif003.gif


思わずカチンとくることってありますよね。
①人を叩くのはよくないってわかってほしいし、
②悪いことをしたら謝ってほしい
ということをMさんは息子くんに望んでおられたと話してもらいました。
そもそもは、いきなり叩かれたのがとても嫌だったので
③言葉で呼びかけてほしいとも思っておられました。
いきなり叩かれなかったら、カチンときませんでした、ということで、
いきなりでなかったら何とでもやりようがあったのでしょうが、
不意打ちが嫌だったと話してもらいました。

では、①②③の望みを、どのようにしたら息子くんに伝えられるかな、
ということを少し考えながら
みんなでMさんと息子くんのストレンクスをあげていきました。

息子くんのストレンクス
・Mさんに言われて、すぐに叩くのをやめた。
・叩くのはいけないことだとわかった。
・ほうきでも遊ぶことができる。(ほうきを正しく使うこともできる)
・切り替えが上手。ほうきを手放して、別の遊びを始めた。
・うまくいかなかったことを気にしない。(その後Mさんと仲良くしている)

Mさんのストレンクス
・してはいけないことを息子くんに言葉で伝えている。
・息子くんを追いかけて「ごめんなさい」を言わせたりしないで、
 すぐにやりとりをやめている。
・切り替えが上手。
・うまくいかなかったことを気にしない。(その後息子くんと仲良くしている)

Mさんと息子くんの関係は、いい関係だなとメンバーのみなさんが思いました。
お互いに、気まずくなったらもうそのことは気にせずに
仲良くできるっていうのはとても素敵なことですね!


さて、このエピソードのとき、息子くんはどんな気持ちだったのでしょうか。
みんなで想像してみました。
メンバーさんから、お母さんにかまってほしかったのかな?という意見が出ました。
お母さんが机で寝ていて、どうしたんだろ?って思って、
声がかけづらかったのかもしれませんね。
Mさんも、ほうきで叩いたのはたまたまだったのかも、悪気はなかったんでしょうね、
という意見を出してくれました。
私はなんだか息子くんのことがよりかわいいなあと思えてきました。

いきなり叩かれたことは変えられないけれど、
今度同じような不意打ちをくらってしまったとき、
Mさんはどうしたらいいのかを話し合いました。
先ほど①人を叩くのはよくないとわかってほしい
   ②悪いことをしたら謝ってほしい
   ③言葉で呼びかけてほしい
というMさんの伝えたいことを、どうしたら伝えられるでしょう?

そもそも、外ぼうきで部屋の中で遊んでいるということが気になります。
では息子くんに聞いてみることにしましょう、となりました。
「どうしてそんなことをしているの?」
「それで何をしたかったの?」
ということを、優しく言いやすく聞けたらいいな、という方向になり、
「これ、どうしたん?」と優しく聞く、ということに決まりました。


それからロールプレイのシナリオを考えました。

息子くんがMさんを外ぼうきで叩きます。
Mさん 「・・・これ、どうしたん?」
息子くん「・・・え、遊んでる。」
Mさん 「あ、このほうきは外のだからね。おうちの中で遊ぶのはやめようね。」
息子くん「やーだもん」
Mさん 「でもこれは外で使うもんだからね。玄関に戻しておこうか。」
息子くんはほうきを置いて他の部屋へ遊びに行きます。
Mさんはほうきを片付けます。

こんなシナリオができたのですが、
Mさんはこれならマイナスの気持ちは持たずに落ち着いて話せそうです、と言ってくれました。
不意打ちで叩かれて嫌だったっていうことから、考えがそれてしまったそうです。
いきなり叩かれているし、謝ってももらっていないし、
叩くのはだめだよとも言えていないのですけれどね037.gif

それからお待ちかねのロールプレイです。
今回も、エピソード通りに2回(MさんがMさん役、Mさんが息子くん役)
作ったシナリオを2回、やってみました。
もう、ふたつのパターンで場の空気がまったく違いました。

ロールプレイの後のメンバーさん、Mさんの感想は
息子くんは全然悪いことしているつもりはなかったのかも。
お母さんにかまってほしかっただけで、
ぼくなんで謝らないといけないの?って思っていたかも。
お母さんが嫌な気分になってしまって、そんなに怒ってびっくり!
というものでした。
もちろんこれは想像ですけれどね。


でも、ひとつ確かなのは、マイナスの感情を持っているときには、
何を話しても子どもには「怒ってる」ってことしか伝わりませんから
まずストップ!ということです。
不意打ちで叩かれたその瞬間、カチン!とくるのは仕方がありませんが、
そこをぐっとこらえて、
私は何にカチンときてるんだろうかと考えて、
子どもはわけわからないことするけど、悪気はないのよ悪気は・・・と思って、
よし、子どもに「どうしたん?(どういう目的でそれをしてるの?)」
って聞いてみよう!
・・・ということを思い出せたら大成功です041.gif

そしてふたりがよい関係に戻ってから、
「お母さんあのとき、いきなり叩かれて痛かったのよ」とか、
「これからはほうきで叩かないで、手でとんとんってしてくれるかな」とか、
息子さんに望んでいることを話し合えるといいですね。


事件が起きているそのときに、ストップ!するのは大変むずかしいですけれども、
何度も練習をすればちょっとずつ慣れてきます。
幸いなことに、子どもがいればこういう事件はいくらでも起こりますよね(笑)
日々練習と思って、私も子どもたちに修行させてもらっています。



Mさん、たいへん深く学べるエピソードをありがとうございました!
メンバーのみなさん、今回もご協力をありがとうございました!



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# by adlerjala | 2016-04-18 00:01 | エピソード

第9回Adlerjala

4月15日にAdlerjalaを開きました。
とてもあたたかないいお天気でした058.gif
今回の参加者は大人4人+小さい子3人でした。
常連メンバーさんが体調不良でご欠席だったので
ちょっと寂しかったですが、とても盛り上がりました。
みなさま来てくださってありがとうございました016.gif


まずはじめは、前回Mさんにお話していただいた「だいじなミニカー」のエピソードの
後日談をお聞きしました。
ミニカーをしまっちゃうよ、と言って息子くんの手の届かないところに片付けた数日後、
息子くんがあのミニカーどこ行ったの?一緒に探してよ〜と言ってきたのだそうです!
そしてMさんは一緒に探すふりをして、ミニカーを息子くんに見つけてもらい、
その後息子くんは自分の目の届くところにオモチャを置いている、というお話でした。
その他にも、前回お話ししてもらった「ちょっと困っている話」の
後日談をお話ししてもらったのですが、Mさんがあんまり困っている様子でなくて、
にこにことお話ししてくださったのが印象的でした060.gif



それから、Mさんの息子くんとの新しいエピソードをひとつお聞きしました。
とても短いやりとりだったのですが、
とっさのことでカチン!と頭にきたときに、どうしたらいいんだろう?
というひじょうに深いテーマで話し合うことができました。

子どもに悪気がなくても、
いきなり痛い目に合わせられたり、いきなり迷惑な遊びをされたりすることって
よくありますよね・・・。
で、「何してるのよ!」と怒っちゃったり・・・。
「ごめんなさい、は?」なんてだめ押ししちゃったり・・・。
パセージやアドラー心理学をどれだけ学んでも、
人間ですからカチンとくるときはもちろんカチンときます。
いつもにこにこ穏やかに、とはいきません。残念ながら(^^;)

でも、自分はいったい何に対してカチンときやすいのかな、ということを知っておくと
いざ事件が起こったときに
「人を叩くっていう行動がすごく嫌だ」とか、
「家の外で使うものを部屋の中に持ってこられるのは嫌だな」とか、
カチンときた理由が思い当たるようにはなります。
そうすると、そのことを子どもにどうやって伝えようか、お願いしようか、
という方に、不思議と意識がいきます。
でもここで怒鳴っていてはお願いはできませんから、
まず落ち着かなくちゃなあと深呼吸でもして・・・
そしてさらに、「こんなことしてこの子は一体何をしたかったのかな?」
と子どもの気持ちを考えることができたら・・・
少なくとも、いきなり「何してるの!」とは言わなくてすむんじゃないでしょうか。

・・・なかなか難しいですけども。
でも、事件の最中ひとりでは考えられなくても、
みんなで落ち着いて考えてみると、とてもいいアイディアが出たりするんです003.gif
今回も、カチンときてからどうするか、という新しいシナリオを考えてみました。
そしてロールプレイをしてみると、またたくさんの気づきがありました。
次に何か事件が起きたときは、
今までとはちょっと違うことができるのではないかなと思います。
少しずつ少しずつ、いいおつきあいのしかたを工夫していけたらなあと思っています056.gif



最後に、パセージテキストの読み合わせをしました。
「失敗した場合にも勇気づけよう 12-L」
「実体的な迷惑と心理的な迷惑 17ーR」のところです。
今回もパセージリーダーさんが来てくださっていたので、
パセージの内容にも踏み込めて、より学びが深まりました。

楽しくて充実した時間をどうもありがとうございました!



次回は4月20日(水)です。
ご都合のよい方はどうぞいらしてください072.gif
 m.miho.indigo.horizon@gmail.com
 松村美穂


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# by adlerjala | 2016-04-16 01:18 | 活動報告
第8回Adlerjalaで、メンバーのMさんがお話しくださったエピソードです。
記事にすることを快諾してくださってありがとうございました016.gif


    〜だいじなミニカー〜

ある日、2歳の息子くんが、お気に入りのミニカーを
台所の炊飯器の横に置いたままなのをMさんが見つけました。
このミニカーは、数日前に家族で行ったお店で見つけたもので、
息子くんがどうしても欲しいと泣き叫び、
「大事にする」というお約束をして買ってもらったのです。

息子くんは隣の部屋で、他のおもちゃで遊んでいます。
    また置きっぱなしにしているわ・・・と陰性感情が出るMさん。(−1)
Mさん「ねえ、ここに車置いてあるけどいいの?置きっぱなしだよ?」
息子さん「うん、もういいの。」
    Mさん、カチンとくる(−3)あそこまでのやり取りをして買ったのに、もう飽きたの?
Mさん「でもこれ、大事にするってお約束して買ったよね?」
息子さん「うん。でももういらなーい。」と、こちらを見ないで返事をしました。
    Mさん(−5)あの約束はどこへ行った?

それを聞いていた夫さんが「ほら、やっぱりそういうことになるが。」と言いました。
    このミニカーを買ったときの自分のやり方もいけなかったのかな、と落ち込むMさん。

Mさん「ほんとにいらないんだね。じゃあもうしまっちゃうよ。遊ばないんだね?」
息子さんは黙って隣の部屋に行きました。
Mさんはミニカーを息子さんの手の届かないところにしまいました。


    〜完〜


Mさんは息子くんに、物を大切にしてもらいたい、約束を守ってもらいたい、
ということを願っておられます。
でもご自分の行動では、それが息子くんにわかってもらえていないようで、
いったいどういう風に伝えたらいいのだろうと悩んでおられるようでした。
他のメンバーさんはMさんのお話しを静かに聞いていたのですが、
よくある、よくあることです・・・とご自分のことのように感じていらっしゃいました。

Mさんは、炊飯器の横にミニカーを見つけたよ、と言ったときに
息子くんにどういう反応をしてもらいたかったのですか?とお聞きすると、
「あ、ここにあった!」と言って、車を手に持ってほしかったのだそうです。



それから、みんなでストレンクスを挙げていきました。

息子くんのストレンクス
・すぐに返事ができる。
・集中して遊ぶことができる。(今は今の遊びに一生懸命。ミニカーはそれまでにいっぱい遊んでいた)
・お母さんの目の届くところにミニカーを置いている→お母さんを信頼している
・あっさりと潔い。有言実行。(自分でいらないと言った後、いやだミニカー返してとか言わない。)

Mさんのストレンクス
・言葉で冷静に話している。
・息子くんのお気に入りをわかっている。
・家族の発言などについて、ていねいに考えている。周りとの調和を考えている。
・自分の感情や思考を細やかに感じている。
・有言実行。脅さないし、嘘を言わない。(ミニカーをしまっちゃうよと言って、本当にしまった。)


ストレンクスを挙げていく中で、
2歳の子に「大事にする」っていう言葉は難しいのかな、
「遊ばないときはおもちゃ箱にしまおうね」と具体的に言う方が伝わりやすいかも、
約束を守るっていうのも、大人でも難しいことですよね、など
様々な意見が出ました。
Mさんは炊飯器の横に置いてあることが、ミニカーを大事にしていないことだと思って
陰性感情が出たのですが、
もしかすると息子くんは大事にしているからこそそこに置いたのかもしれない、という意見も出ました。
何を思って置いていたのかわからないんですよ・・・とMさんがおっしゃったので、
それでは息子くんに聞いてみてはどうでしょう?ということになりました。
きっと息子くんは自分の考えを答えてくれると思いますよ。



最後にロールプレイをしてみました。
今回は本当のお芝居のように、部屋の真ん中に移動して動作もつけて演じてみました。
まずはエピソード通りに2回(MさんがMさん役、Mさんが息子くん役)。
それから、ミニカーを見つけたMさんが息子くんに
「ねえねえ、ここに車あるんだけど、どうしたのかな?」と言ってみる代替案バージョンを2回。
すると、代替案バージョンでは、初めのMさんのセリフしか決めていなかったのに、
2回とも以下のような微笑ましいシナリオになってしまいました。

Mさん「ねえねえ、ここに車あるんだけど、どうしたのかな?」
息子くん「あ、それね、ここに置いとこうって思ったの。」
Mさん「あ、ここに置いときたかったの?」
息子くん「うん、ほらこれカッコいいでしょ?お母さんもよく見えて、いいでしょー!」
Mさん「ほんとだね、置いといてくれたんだ。ありがと。じゃあこのまま置いといていいんだね?」
息子くん「うんそうだよー」


2人がとっても仲が良くなっているのが横にいてもわかるので、
夫さん役も何か口をはさむ気にならず、にこにこと2人を見守っていました。
もちろんこの代替案は作り話なので、息子くんの本当の気持ちは誰にもわかりませんが、
でもきっと息子くんには悪気なんてなかったんでしょうね。
そして、ミニカーは相変わらず炊飯器の横に置いたままなのですが、
Mさんはまったく陰性感情が起きなかったそうです。

問題はミニカーじゃないんですね。
子どもとどうよい関係を作っていくか・・・。
そのためにはまず、私の陰性感情に気づいて、あ、(−1)になったと思ったらまずストップ!です。
それからどうすればいいかは、
パセージに基づいて、みんなで一緒に考えていきましょう003.gif



後日談としてMさんから嬉しい報告も届きました。
ぜひ次回のAdlerjalaでお話ししていただきたいなと思っています。

素敵なエピソードをお話ししてくださったMさん、
熱演とさまざまなご意見をくださったメンバーのみなさま、
今回も楽しみながら、たいへん深く学ぶことができました。
本当にありがとうございました!


次回のAdlerjalaは4月15日(金)です。
どうぞご都合のよい方はいらしてください053.gif

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松村美穂




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# by adlerjala | 2016-04-07 11:04 | エピソード

第8回Adlerjala 1

3月29日にAdlerjalaを開きました。
今回は大人4人+春休み中の5歳〜7歳児3人+1歳〜2歳児2人
というにぎやかな会となりました。
とてもとても元気なお兄さんお姉さんたちの様子が少し心配ではありましたが、
大人のお勉強の邪魔をすることなく、
狭い部屋の中でも工夫して遊んで協力してくれました。
みなさま、どうもありがとうございました003.gif003.gif


今回はエピソードをひとつだけ聞かせていただいて、
じっくり話し合って、ロールプレイをしました。
2歳の子どもさんにオモチャを大事にしてほしいのだけど、
なかなか伝わらなくて困っておられるというお話でした。
子どもさんとお母さんのいいところをみんなで出し合ううちに
エピソードを出してくださった方のお顔がどんどん明るくなっていって、
それがとてもうれしかったです。
(詳しくはまた記事にさせていただきます♪)

ロールプレイをしてみると、
お母さんが感じていた陰性感情がまったく消えてしまって、
もしかして子どもさんなりにオモチャを「大事」にしていたのかも?
という考え方に変わってしまっていました。
「大事」という言葉は、2歳の子どもさんの思うものと、
お母さんが思うものが違ったのかも?という意見が出ました。
お母さんの望まれる「大事にしてほしい」ということが
たとえば「オモチャ箱にしまってほしい」など、
2歳の子どもさんにわかりやすい言葉にしてみると伝わりやすいかもしれませんね。

また、子どもさんの行動の意図がわからなければ、
「どうしたくて(何をしようと思って)こんな風にしたのかな?」と
たずねてみるのもいいかもしれない、と話し合いました。
きちんとたずねれば、2歳でもきちんと自分の考えをお話ししてくれると思いますよ。


物を大事にすること、約束を守ること、など
子どもに伝えたいことはたくさんあるけれど、
まず子どもと親が仲間でいて、いい関係でいることがまずはじめなのだとパセージでは学びます。
子どもは、お母さんは仲間だからお母さんの言うことをきいてみようって思うので、
伝えたいことの中身はどれだけ正しくても、どれだけ繰り返して言っても、
子どもが親を仲間と思ってくれない限り、
怒っているな、とかうるさく言ってるな、ということしか伝わらないんです・・・008.gif
子どもは子どもなりに考えを持っているひとりの人だけれど、
経験は親より少なくて、知らないことやわからないことがいっぱい。
だから親は、子どもは話せばわかってくれると信じて、
おだやかに、何をどうすればよいのか教えてあげればよいのです。
・・・もちろん、言うは安しですが、
子どもが子どもである今の短い時間を、親も楽しんで過ごせたら、と思います072.gif


今回もたいへん学びの多い会となりました。
ありがとうございました!


4月のAdlerjalaは
15日(金)
20日(水)
26日(火)
です。どうぞご都合のよいときにいらしてください053.gif

055.gifm.miho.indigo.horizon@gmail.com
  松村美穂







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# by adlerjala | 2016-03-31 01:54 | 活動報告