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4月19日定例会

4月19日にAdlerjala定例会を開きました。
参加してくださったメンバーさんは2名でした。どうもありがとうございました177.png

最近子どもさんとの間であったできごとについて、お二人のお話をうかがいました。


ある日あるときあるところで起こった、一度きりのできごとのことをエピソードと言いますが、
アドラー心理学では、このエピソードをもとにお話をお聞きします。
パセージも、カウンセリングも、心理療法も、エピソードをもとに話し合ったり、分析を進めたりします。
エピソードは、日常の中のささいな会話のやり取りだと言うことはできますが、
そこにはお話してくださった方の感情や考えや価値観、
エピソードに出てくる相手役さんとの関係性など、その方の大切な個性が表れています。
「(事例提供者の)言葉のひとつひとつは、血の一滴一滴だ」
と、私は野田先生から何度も教わりました。
私はまだまだ未熟ではありますが、
このエピソードはどんな場面だったのかな、
この方はどんな気持ちだったのかな、どんなことを考えていたのかな、
本当はどうなっていたらよかったのかな、相手役さんはどうだったのかな、
と、味わいながらお話をうかがっています。
このAdlerjalaで、毎回たくさんのエピソードを聞かせていただけるのが、本当にありがたいです。
皆さまと共に、少しずつでも成長していきたいと思っています。



一つ目のエピソードは、
メンバーさんがとった行動が、子どもさんにとって本当に良かったのかな、という迷いがあったお話でした。
みんなで質問をし合ったり、話し合ったりした後、「アドラー保育の歌」を歌いました。

♪まず感情をおちつけて よい関係を保ちましょう
 いけないところは気にせずに できたところはよろこぼう

 いけないこととすべきこと 理由をちゃんと説明し
 わかってもらって選ばせて その他は自由にまかせよう

 言葉を使って予測をし 体験通じて学ばせて
 世界の仕組みを知るように かしこい子どもを育てよう

 いつでも居場所があるように 人は仲間と思うよう
 自分を信頼できるよう 勇気づけつつ育てよう    ♪

「アドラー保育の歌」の歌詞のひとつひとつを点検してみると、
どうやらこのエピソードの場面では、子どもさんはメンバーさんとよい関係が保てていて、
子どもさんの気持ちになってみると、問題はなかったようでした。
でも、そうやって話し合った後でも、
メンバーさんにはまだ不安というマイナスの感情がある様子でした。

そこで、パセージテキスト30Lの読み合わせをして、
子育ての心理面の目標の確認をしました。
(2月26日の定例会と同じように進めました。詳しくは前回の記事をご覧ください。)
すると、子どもさんは「ぼくには能力がある、メンバーさんはぼくの仲間だ」と思えていて、
きちんと勇気づけられていたのではないかな、と思えました。

「不安」を作り出す目的は、何なのでしょう?
たいていの場合、上手くやりたい、とか、成功させたい、という良い意図があるのではないでしょうか。
だから自分が慎重に行動するために、「不安」というブレーキをかけているように私は感じます。
マイナスの感情は、悪いものではありません。
「陰性感情は、必要があって作り出されているものです。」(パセージテキスト30Lより)
自分の感情の揺れに気づいておいて、感情がマイナスに振れたときに一度立ち止まる、という練習をしてみると、
自分がどういうときに「怒り」や「不安」を使おうとしているか、
陰性感情の目的を考えやすくなると思います。
目的さえはっきりすれば、
(パセージテキストによると陰性感情でその目的を達成することはほぼ不可能ですから)、
冷静にその目的を達成する方法を考えて、行動することができるようになります。

このエピソードをお話してくださったのはパセージ未受講のメンバーさんでしたので、
初めは不安の目的を考えることにびっくりされていましたが、
アドラー心理学の考え方で、一緒に考えてくださいました。
これなら次の行動の選択肢が増えますね、とおっしゃっていました。



次に、「勇気づけの歌」をみんなで唱和しました。
(「勇気づけの歌」はアドラーギルドHPからダウンロードできます。)
Adlerjalaで唱和するのは初めてでした。
今日は大人だけだったので、全文を唱和して、気づいたことなどを話し合いました。
感動的な歌で、たいへんよかったと言っていただけました。
勇気づけってなんだろう?という問いをぶらさげながら、この歌を時々読んでみると
パセージの理解も深まるように思います。
ただ、この歌は少し長いですし、集中力も要りますので
子どもさんが来られているときは、様子を見ながら部分だけを唱和するなど、
工夫しながらやってみようと思います。
(「アドラー育児の歌・アドラー保育の歌」は、メロディーに合わせて歌うので子どもさんたちにも人気です♪)




最後に、もう一人のメンバーさんのエピソードをうかがいました。
協力するということがテーマになりました。

  協力的とは相手を裁かずに

 力を合わせて一緒に働くか

 相手を信じて口を出さないで

 対等の位置で互いに助け合う(6)

  (「勇気づけの歌」 作・野田俊作 より) 

子どもさんに、言葉ではっきりと「〜してください、〜してちょうだい」とお願いされたら、
私たちは手伝うことができます。
もちろん、断ることもできます。
どちらを選ぶにしても、協力的に行動できるように、
子どもを勇気づけられるように、共に学んでいきたいなと思います。



皆さま、今回もたくさんの学びと、楽しい時間をありがとうございました178.png
次回の定例会は4月26日木曜日です。
ご参加いただければ嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。



by adlerjala | 2018-04-23 15:23 | 定例会

アドラー心理学に基づく子育てサークルAdlerjala(アドラージャーラ)活動報告


by 稲穂