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6月21日定例会

6月の定例会は、13日には開催できず、21日に開催しました。
参加してくださったメンバーさんはお一人でした。ありがとうございました179.png


はじめに、メンバーさんが前回(5月16日定例会)どんなことを学ばれたかお聞きして、
前回から今回までの間にどんなことがあったかお聞きしました。
前回、エピソード分析をさせてもらったことで、
ご自身のエピソードを新しい視点から見ることができたこと、
ご自身が相手役さんとの関係で気になっていることに気づけたこと
がよかったと言っていただけて、とても嬉しく思いました。
代替案を出すことはできませんでしたが、ひとつひとつ、気付いて、ぶらさげて、成長していく
メンバーさんにとってもそういう場になっているのなら何よりです。


さて今回も、エピソード分析をさせていただきました。
メンバーさんにとっては2回目のエピソード分析でしたので、
何をすればいいかわかっていただけていたこともあって、スムーズに進んでいきました。

今回は、「よかった」という手法も使いました。
ライフタスク(エピソード分析の中で中心になる、メンバーさんにとっての嫌なできごと。具体的には相手役さんの言動。)
が起こった場面での、よかったことを考えてもらいます。
これは、相手役さんの不適切な行動の中の適切な行動を探すということと同じで、
見つけるのはとても難しいことです。
特に陰性感情が大きい状態では、人は誰しも適切な側面に正の注目をするのが苦手なのです。
メンバーさんは協力してくださって、この場面での「よかった」ことを探してくれました。

それから、ライフタスクが起こったときのメンバーさんの思考を聞きました。
ここで、メンバーさんがどういうことを考えていたのかを言葉にしてもらって、
どうしてこの場面でこの対処行動(ライフタスクに対して、メンバーさんがとった言動)をしたのか
ということの手がかりにしながら、
メンバーさんの私的感覚を探していきました。

私的感覚というのは、メンバーさんの大切にしている価値観のことで、
プラスの面とマイナスの面の2側面があります。
たとえば、「(プラス)あっさり/(マイナス)もってまわる・あいまい」
というような価値のものさしです。
この例は私が以前にエピソード分析を受けて、出していただいたひとつの私的感覚なのですが、
私は「この人はあっさり言ってくれて素敵だな」とか、
「この人はもってまわった言い方をして嫌だな」とか、
そうやってこの私的感覚でもって、無意識的に他人や自分を良い悪いと裁いているわけです。
この記事を読んでくださっている方は、この私の私的感覚に共感できますか?よくわからないですか?
私にとってはあまりに馴染みすぎていて、当たり前すぎて、エピソード分析で出してもらうまで、
言語化されたこと、意識したことがありませんでした。

私的感覚は、それ自体が良いとか悪いというものではありません。
たとえば私とまったく逆の価値観「(プラス)ぼやかす/(マイナス)ずけずけ」
というような私的感覚をお持ちの方もいるでしょう。
人の数だけ私的感覚の組み合わせがあると思いますし、私はそれが個性なのだろうなと思っています。
それだけひとりひとりにとって無意識的で、とても大切な価値観なのです。
でも、その価値観でもって他人を裁いてしまうと、競合的になってしまいます。
異なった価値観をもつ他人と、どうやって協力的な関係をつくっていくか、と考えたとき、
この自分にとっての正義である私的感覚が邪魔をしていることって、けっこうあるように思います。


エピソード分析では、私的感覚を言語化して、メンバーさんに意識してもらいます。
私的感覚でもって相手役さんを裁くのではなくて、相手役さんの良いところを認めて、
それから自分が伝えたいことを、うまく伝えてみる。
こういうことをメンバーさんと一緒に確認しながら、話し合いながら、
どんなことができそうかと考えていきました。
そして今回は、メンバーさんご自身が素敵な代替案を見つけてくださいました177.png


私的感覚が見つかってから、代替案を探すまでの間に
「勇気づけの歌」も唱和しました。
気になるところを教えてもらって、今回は(5)と(15)と言ってもらったので、
その続きで(6)と(16)も読み合わせしました。

こちらの顔色うかがうようになり  賞罰なければ勝手にふるまうし

勝ち負け争い関係悪くなり  いつも不安におびえて生きてゆく(5)


協力的とは相手を裁かずに  力を合わせて一緒に働くか

相手を信じて口を出さないで  対等の位置で互いに助け合う(6)


人と協力しようとするならば  互いの考え知らなければならぬ

人にはテレパシーの力はない  黙っていてもなにも起こらない(15)


思いを相手にわかってもらうため  あるいは相手の思いをわかるため

まずは言葉で思いを伝えあう  言葉の力が関係作り出す(16)


(「勇気づけの歌」作・野田俊作より抜粋)


協力的な関係のイメージは、一人では湧きにくいものだと思います。
パセージテキスト、勇気づけの歌やアドラー育児の歌などを参考にして、
どうしたら相手役さんと協力できるかな、とみんなで一緒に考えていくことが
とてもクリエイティブで楽しいなと私は思います。
そして、ご自身で代替案を見つけたときのメンバーさんの輝かしい笑顔を見たとき、
私はこれからも、こうやってメンバーさんたちに協力していきたいと思いました。

至らぬところは多々あると思いますが、精進していきます。
みなさまどうぞよろしくお願いいたします!
今回も貴重な機会をくださってありがとうございました。



7月のAdlerjala定例会は、
7月5日(木)と7月12日(木)です。
(本日7月5日に開催しました。間に合わずすみません…)
12日にご参加いただける方はお知らせいただけるとありがたいです。
ご興味のある方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。

💌m.miho.indigo.horizon☆gmail.com (☆を@に変えてください)
 松村美穂


by adlerjala | 2018-07-06 00:17 | 定例会

アドラー心理学に基づく子育てサークルAdlerjala(アドラージャーラ)活動報告


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