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2月18日定例会とパセージメンバーさん募集のお知らせ

2月18日にAdlerjala定例会を開きました。
参加してくださったのはおふたりでした。ありがとうございました179.png

まず、パセージ開催に向けての打ち合わせをしました。
みなさまのご協力で、3月3日の第1章は開催が決定しました!!
毎週日曜日のコースですが、2章以降、人数不足になりそうな日があります。
もしパセージの受講を迷っておられる方がいらっしゃいましたら、
この機会に受講していただけるととても助かります。
お申し込みはまだ受け付けておりますので、ご連絡ください。
日程のこと、子どもさんのことなど、気になることがありましたらお気軽にお尋ねください♪

パセージ@鳥取の詳細はこちらです177.png
http://adler.cside.ne.jp/common/pdf/passage_tottori_1903.pdf

💌m.miho.indigo.horizon@gmail.com
  松村美穂



前回学ばれたことは何かということを話していただいて、
今回までにどんなことがあったのかについて、お話していただきました。
これは誰の課題かな?と考えることで、落ち着いて考えることができるようになって、
陰性感情をもつことが少なくなったと言っていただきました110.png
陰性感情をもたずに接していると、相手役さんとの関係が良くなってきたと思う、
とも言っていただきました。
私の行動が変われば、相手の行動も変わるみたいですね。
毎回メンバーさんたちの成長を感じあうことができて、とても嬉しいです。



子どもさんとのことで困っているというエピソードをお話していただいたので、
ブレークスルークエスチョンズと、ロールプレイを取り入れてみんなで話し合いました。

まずは事例提供者さんの良いところ、ストレンクスを出し合いました。
それから、この場面での子どもさんの適切な側面を考えました。
事例提供者さんはずっと優しく子どもさんに接していらっしゃったので、
子どもさんは事例提供者さんのことを仲間だと感じられていたようでしたが、
私には能力があるという信念は持てないようでした。
子どもさんは非主張的であることによって、
自分のすべきことをしないでいい状況をうまく作っているようでした。

事例提供者さんが、どういう対応をしたらいいのかわからないとおっしゃったので、
2L「どんな場合に子どもは不適切な行動をするか」を読み合わせて、
この場面で何が起こっているのかを考えました。
3L「正の注目と負の注目」の1と2も読み合わせました。

子どもさんに学んでもらいたいことは何ですか?とお聞きすると、
自分の気持ちを言葉で伝えること、と答えてもらいました。
これはぜひ学んでもらいたいことですね。
そのためにできる工夫は?と、みんなでパセージテキストから探しました。
4L「子どもの不適切な行動にどう対処するか」に色々とできそうな工夫が書いてあって、
11L「さらに子どもの話を聴く」にも書いてありました。

それから、代替案として、具体的にはどうやって子どもさんに質問しよう?とみんなで考えました。
開いた質問、閉じた質問、色々な質問を考えてみました。
「何かお手伝いできることはありますか?」
というパセージの定石が、うまく使えそう!ということだったので、
ロールプレイをして、代替案も試してみました。

事例提供者さんは、
子どもさんの反応は、まだどういうものになるか想像ができないけれど、
きっと今までとは違う反応を返してくれそうです、と言ってくださいました。
また、この場面で学んでもらいたい「自分の気持ちを言葉で伝えること」は、
小さい子どもさんですので、すぐにはできないかもしれないけれど、意識してもらえそうで、
そして、子ども役をしてくださったメンバーさんも、
この代替案なら1Lの心理面の目標に向かっていると思う、と言ってくださいました。

最後に、20R「頼み方の4つのパターン」を読み合わせて話し合いました。
主張的に主張するということは、よい関係を作るためにひじょうに大切なスキルだと思います。
私も、パセージやアドラー心理学を学ぶことで少しずつできるようになってきたかな…というところです。
子どもさんにも、少しずつ学んでいってもらえたらと思います。



今回は、どうしても大きな陰性感情をもってしまったというエピソードも話していただけたので、
それは私的感覚に関係があるのかもしれませんね、という話し合いをしました。
私的感覚は、その人特有の価値の尺度のようなものです。
事例提供者さんの私的感覚がひとつ見つかって、
色々なエピソードに関連する陰性感情のもとが発見できたようでした。
ぴったりの私的感覚が見つかると、自分の取り扱い方がよくわかると思います。
ぶら下げて暮らしていただけたらなと思います。

それから、権力争いの構造について、ピンポンゲームの図を書いてお話しもしました。
確かにこの通りだ!と、たいへん盛り上がりました102.png
どこで権力争いから降りるのか、ということも気づいていただけたみたいでよかったです。


今回も盛りだくさんの内容で、深い学びとなりました。
私にとっても、ロールプレイをさせてもらうことでパセージの予行演習ができました。
みなさまご協力くださってありがとうございました162.png



3月4月は、パセージを開催しますので、その間Adlerjala定例会はお休みさせていただきます。
5月の連休明けから再開しますので、日程が決まればこちらでお知らせします。


by adlerjala | 2019-02-20 17:53 | 定例会

アドラー心理学に基づく子育てサークルAdlerjala(アドラージャーラ)活動報告


by 稲穂